「組織に縛らず精神的に開放された生活をしたい」「結婚より一人の生活を楽しみたい」など、従来の型にはまった生き方とは違った人生を歩む人が増えてきましたね。
こうした背景の中、日本でも「セミリタイア」というアイディアが徐々に広がりを見せています。特に家族という縛りがなく比較的選択肢の自由度が高い独身の方は、セミリタイアにおいて優位な点が多く、セミリタイア達成者も続々誕生しています。
本記事では、そんな独身男性・独身女性のセミリタイアに必要な条件、リタイアに向けた資産形成の方法、セミリタイアで失敗しないための注意点などをまとめてご紹介。これからセミリタイアを目指したいシングルの方は必見です!
セミリタイアの広まりと独身者のメリット
定年を待たず退職する早期リタイアは、日本だけでなく海外でも同様に広がっています。中でも欧米では、経済的自立と早期リタイアを同時に叶えるFIRE(ファイア)がある種のムーブメントになっているそう。
FIRE(Financial Independence Retire Early)が目指すのは、経済的自立とアーリーリタイアの両立ですが、一方で早期退職後に全く仕事をしないとなると収入面で大きな不安が残ります。
そこで注目されているのが、本サイトのテーマであるセミリタイア。退職後に全く仕事をしない完全リタイアとは違い、リタイア後も生活の足しになる程度に仕事を続けるのがセミリタイア。
リタイアに向けた資金面でのハードルが比較的低いことで人気を集めるセミリタイアですが、とはいえ既婚者の場合、家族への責任や意見の不一致などで実際にセミリタイアに踏み出せる人は多くないのです。
そこでまずは、セミリタイアにおいて独身であることがアドバンテージと言われる理由を見てみましょう。
1.セミリタイアまでのハードルが低い
家族がいる場合、セミリタイアの決断さえも容易ではありません。パートナーがセミリタイアに共感してくれるとは限りませんし、セミリタイア後は収入も乏しくなるわけで、金銭的な不安から反対される場合も多いです。
また配偶者がいる場合、実家の両親だけでなく相手方の両親にも了解を得る必要がありますよね。特に年配の方にセミリタイアの考え方を理解してもらうのは難しいかもしれません。
その点、独身の場合は経済的な面での負担が小さいのはもちろん、何よりも身軽にセミリタイアに踏み切れるのが大きな利点です。
2.セミリタイア後の生活はあなたの自由
「セミリタイア後は海外に住みたい」そんな風に思っても、家族がいればあなたの思い通りにはならない場合もあります。配偶者の方が言葉や生活習慣の違いで馴染めないかも知れないし、子供がいれば治安面や教育面での不安もあるでしょう。
セミリタイアまでは漕ぎつけたけど、今までのような生活水準が維持できず夫婦仲が悪化するなんてことも。独身であればそのような心配は無用です。ご自身の好きな場所で思うがままに生活すればよいのです。
3.セミリタイア後の生活費の負担が少ない
総務省統計局の2019年家系調査/家計収支編によると、
毎月の平均的な生活費は
- 単身世帯で163,781円
- 2人世帯で256,632円
- 3人世帯で303,763円
- 4人世帯だと338,650円
結婚していれば当然家族を養っていかなくてはいけないので、その分セミリタイアに必要な資金は膨れ上がります。お子さんがいる場合は一般的な生活費に加え教育費もばかになりません。家族を抱えていると経済的に背負うものが重すぎで、セミリタイアにテイクオフするのは簡単ではないのです。
独身であれば、こうした制約を考える必要はありません。自分一人の暮らしだけを考えれば良いのでプラニングも比較的楽に出来ます。
独身男性・独身女性のセミリタイア!貯金はいくら必要
独身には優位な点が多いセミリタイア。では独身の場合、いくら資金があればセミリタイアが可能なのでしょうか。
一人暮らしの男性・女性の生活費
セミリタイアに必要な資産を割り出すには、まずリタイア後にかかる生活費を知る必要があります。既出の通り、総務省の家計調査(2019年)のデータによると一人暮らしの月の生活費の平均は163,781円です。
こちらの金額は全国の平均値で、実際には住んでいる場所・性別・年代によっても違いが出ます。試算するに当たっては、ご自身の属性を考慮に入れながら月の生活費額を調整してみてください。
性別による違い | 男性168721円/女性159473円 |
---|---|
居住地による違い | 関東地方185,638円/北海道・東北地方143,084円 |
年齢による違い | 35歳~59歳188697円/60歳以上148601円 |
本記事では総務省のデータをもとに、男性の月の平均生活費を17万円、女性の場合を16万円として、リタイア後生涯必要な生活費を試算してみます。
(平均寿命の85歳まで生きるものと仮定)
30歳でセミリタイアする場合
男性 | 17万円 x 12か月 x (85歳-30歳)= 1億1220万円 |
---|---|
女性 | 16万円 x 12か月 x (85歳-30歳)=1億560万円 |
40歳でセミリタイアする場合
男性 | 17万円 x 12か月 x (85歳-40歳)= 9180万円 |
---|---|
女性 | 16万円 x 12か月 x (85歳-40歳)=8640万円 |
50歳でセミリタイアする場合
男性 | 17万円 x 12か月 x (85歳-50歳)= 7140万円 |
---|---|
女性 | 16万円 x 12か月 x (85歳-50歳)=6720万円 |
実際にセミリタイア後に掛かる生活費を計算をしてみていかがでしょうか?想像はしていたけれど、実際数字を弾き出してみるとかなりの額に驚いた方も多いのでは。
正直これだけの額を準備するのは定年まで働いても容易ではありません。しかし、セミリタイアの場合は退職後も簡易的仕事で収入を得るわけですから、上記の額全てをセミリタイアまでに準備する必要はありません。
そこで今度は、セミリタイア後の収入額別にセミリタイアまでに準備すべき貯金額をシミュレーションしてみましょう。
独身男女がセミリタイアまでに必要な貯金額
先ほどと同様、男性の月の平均生活費を17万円、女性の場合を16万円、寿命を85歳と仮定して、30代・40代・50代の年代別にセミリタイアまでに貯めておくべき資金をシミュレーションしてみます。
試算をシンプルにするため、表内記載の月収は税金や社会保険料を支払った後に手元に残った額とします。※1
リタイア
年齢 |
※1 リタイア後の月収 |
||||
月0万 | 月5万 | 月10万 | 月15万 | ||
30歳 | 男性 | 1億1220万円 | 7920万円 | 4620万円 | 1320万円 |
女性 | 1億560万円 | 7260万円 | 3960万円 | 660万円 | |
40歳 |
男性 | 9180万円 | 6480万円 | 3780万円 | 1080万円 |
女性 | 8640万円 | 5940万円 | 3240万円 | 540万円 | |
50歳 |
男性 | 7140万円 | 5040万円 | 2940万円 | 840万円 |
女性 | 6720万円 | 4620万円 | 2520万円 | 420万円 |
表のように、セミリタイア後に一定の収入を得ながら生活する場合には、生涯必要となる生活費のうち、退職までに準備しておくべき金額を比較的抑えることが可能です。
とはいえ、月5万円~15万円の収入(手元に残る収入)では、どの年齢でも数千万円単位の資産が必要と、容易に準備できる金額ではなさそうです。
生活費を安く見積もりすぎるのは危険ですが、管理人のように月12万円ほどに生活費を抑えて生活出来れば、2000万円・3000万円~と言った比較的手の届きやすい資金でセミリタイアを実現することも可能です。
繰り返しにはなりますが、表中の月収は所得税や住民税などの税金、年金や健康保険料などの社会保険料を引いたあと手元に残る額を記載しています。税金や社会保険料額は収入額や収入の種類、非課税や支払い免除の条件に該当するかなどによって変わりますので、詳細について知りたい方は以下の記事をご参照ください。

さて、ここまで独身者のセミリタイアに必要な資産額についてご説明しました。
中には今現在もしくは数年以内にセミリタイア資金を準備できる方もいると思いますが、一般的なサラリーマンや会社員の女性であれば、そうでない場合が多数派でしょう。
では、これほどのセミリタイア資金を短期間で貯めるにはどうすれば良いのでしょうか。
貯金+資産運用でセミリタイア資金を作る
働いたお金をコツコツ貯めるだけではセミリタイアを実現するのは難しく、出来たとしてもセミリタイアまでかなりの時間が掛かってしまうでしょう。
ではどうするか。答えは貯めたお金を働かせてあげるのです。
日本では「お金は働いて稼ぐもの」という考えが根強いですが、投資先進国のアメリカは違います。投資で資産運用をするのが当たり前のアメリカ人家庭では、ここ20年で金融資産が2.3倍にまで増加。
セミリタイアを達成した方の多くも、労働収入の他に資産運用で不良所得を得ています。
例えば以下の条件でお金を貯めた場合、リタイアまでにいくら資産を作ることが出来るでしょうか。
- 現在の年齢:25歳
- リタイア予定:40歳
- 現在貯蓄額:500万円
- 毎月積立額:12万円
利率
|
運用しない | 3%(複利) | 5%(複利) |
1年目 | 144万円 | 145万円 | 147万円 |
5年目 | 720万円 | 774万円 | 813万円 |
10年目 | 1440万円 | 1673万円 | 1852万円 |
15年目 | 2160万円 | 2714万円 | 3177万円 |
総資産額 |
約2660万円 | 約3214万円 | 約3677万円 |
※1万円未満切り捨て
表のように単に貯蓄するだけでは、40歳時点での貯蓄額は約2660万円にとどまります。一方で利回り5%で15年間複利運用できた場合は1000万円近くも多く資産を増やすことが可能となります。
セミリタイアまでにいくら貯めるべきかという既出のシミュレーションでは、リタイア後に月収10万円程(税引後)の収入を見込める場合、40歳男性で約3780万円がセミリタイアまでに必要という試算でした。
「お金を働かせる」資産運用をした場合では、コツコツ貯金だけした場合と比べて約7年も早く必要資産額を貯められる計算になりますね。
投資未経験
でも投資って何だか怖いし、失敗したらどうしよう‥。
と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。確かに投資にリスクが伴いますが、基本の注意点を守り、無理な運用をしない限りは必要以上に怖がる必要がありません。
投資対象は、株式・債券・投資信託・不動産・外国為替(FX)・ヘッジファンドなど様々。リスク度合いや値動きの異なる投資対象に少しずつ分散して投資するなど、リスクヘッジを予め徹底しておけば、資産を安全に増やして行くことも可能です。
資産運用の基本や、初心者向けの投資商品の種類、リスクヘッジの方法や注意点などは、以下の記事にまとめましたので是非ご覧になってみてください。

資産運用に踏み出すまでは勇気が要りますが、少しずつでも始めて見ることで資産運用の持つ可能性を実感できると思いますよ。
セミリタイア後の仕事や暮らし方
さて、必要な資金を貯め晴れてセミリタイアを達成した後は、どのような暮らしが待っているのでしょうか。セミリタイア後の収入・仕事・生活拠点の3つに焦点を当てて見て行きましょう。
セミリタイア後も資産運用で不労所得を得る
セミリタイア後は、最低限の労働と投資で収入を確保していくのが一般的です。
精神的・時間的自由を求めてセミリタイアをするわけなので、収入を得るためにバイト三昧といった生活は本末転倒ですよね。労働を最小限に抑えるには、セミリタイア後も「お金に働いてもらう」手が有効です。
ただし大事に貯めてきたセミリタイア資金ですので、リスクの高い投資は避け、比較的安全で確実性の高い運用方法を選ぶのがおすすめです。
具体的な運用方法のご紹介は、先ほど同様こちらの記事をご覧になってくださいね。

簡易的な仕事・アルバイトで確実な収入を確保
セミリタイアをした方の中には、資産運用による不良収入だけで生活をしていく方もいますが、僕の私見としては、資産運用の他にも簡易的な労働で収入を得るのがおすすめです。
理由1:家計を健全に保てる
既出の通り、投資にはリスクが伴うほか、マイナスが出ていなくとも常に安定した利益が上げられるとは限りません。
シミュレーションの際に利用する利回りはあくまで期待利回りであり、実際にはそれより高い利回りが出ることもあれば、逆にマイナスを被ることもあります。
運用が不調の場合にも労働による確実な収入で家計を補うことで、貯金の切り崩しを最小限に留めることができます。
理由2:心を健全に保てる
収入源が投資による不労所得だけの場合、値動きがマイナスに動いた時などは精神的なショックも大きくなります。焦りから間違ったタイミングで金融商品を売却してしまえば、更にマイナスを重ねる悪循環にもなりかねません。
投資が不調である時には少し労働を増やしてみたり、労働による確実な収入があるという事が精神安定剤的な役割も果たしてくれます。
セミリタイア後は、責任の重い仕事や体に無理が生じるような仕事を選ぶ必要はありません。セミリタイアのコンセプトである「自由な時間を満喫する」を阻害しない程度に、自分がやってみたい仕事、好きな仕事などを探してみましょう。
ゴルフが好きならゴルフショップ、サーフィン好きならサーフショップ、飲んで楽しませるのが好きならスナックとか、その程度の感覚で選べばよいのです。就活とは違ってより自由な感覚での職探しが可能です。

地方や海外でのんびり暮らすのもあり
セミリタイアするのですから、なにも今住んでいる場所にこだわる必要はなく、地方や海外でのんびり暮らすのも悪くありません。
最近はオンラインでの在宅ワークなども沢山あるので、ネット環境さえあれば田舎でも海外でも収入を得ながら生活することが可能です。
都市から離れたくないという人は、地方都市への移住もおすすめです。地方都市であれば物価も東京23区より安いですし、何より家賃が安い。
一定規模以上の地方都市なら独自の文化圏・商業圏も形成されているので、便利で快適な生活を楽しみつつ、それでいて海や山といった自然も街中と隣り合わせで、アウトドア派も満足できるでしょう。
海外が苦手でないなら海外移住も選択肢の一つです。海外在住の意外なメリットは資産運用で、日本にはない高利回りの金融商品を購入できますし、オフショアを活用すれば運用益に税金が課されないなど、税制面でも有利です。
いきなりの移住が不安なら、3か月ほど現地に暮らして日本と行ったり来たりする「プチ移住」も選択肢の1つですよ。

セミリタイアする際に注意すべきこと
「よし!資産形成も何とかなりそうだし早速計画だー!」と意気込みたくなりますが、セミリタイアは一世一代の大きな決断、焦りは禁物です。
失敗のないセミリタイア生活を実現するために、以下の注意点は抑えておきましょう。
資金不足に陥る
一番致命的なのがセミリタイア後の資金不足。陥ってしまう原因は、運用・仕事・支出おける無理な計画と病気などまさかの出来事です。
資産運用(投資)の無理
資産運用のプランを立てる時も、リターンは余裕を織り込んで抑えめにしておくべきです。高めの目標でプランを組むと、思惑通りに結果が出ないときには生活資金がショートしてしまいます。目標リターンを無理に達成しようとして、FX(外国為替取引)や先物取引など投機性の高い運用に手を出し、さらに傷口を広げるというのもよくある話です。
仕事の無理
セミリタイア後の仕事は、あくまで生活費の足しになる程度にしておくべきです。フルタイムで働いては、セミリタイアそもそもの目的である「自由な時間を手に入れる」にも反してしまいます。セミリタイア後の収入プランも実現性の低い金額で計画してしまうと、資金ショートを招きかねません。
支出の誤算
総務省が公表している独身世帯の生活費163,781円(2019年)は、あくまで全国平均にすぎません。都道府県によってもばらつきがあります、ライフスタイルによっても異なります。全国平均でそのまま見込んでしまうと、結局生活費が足りない事態に陥りかねません。
必要な生活費の見積もりに当たっては、生活する場所や自身のライフスタイルをきっちり反映させると同時に、余裕分を加味しておくべきでしょう。
まさかの病気
病気による出費も資金不足を招きがちです。特に三大疾病(ガン・心疾患・脳疾患)にかかると、多額の手術や治療費用がかかるうえに入院も長期にわたり、さらに退院後も通院が必要です。出費がかさむだけではなく、仕事を休むあるいは辞めざるをえなくなり、収入面でも大きな影響を与えかねません。
「まさか」のときに備え、掛け捨てで構わないので医療保険(できれば三大疾病特約付き・収入保障特約付き)には入っておいたほうがよいでしょう。
社会的信用が得られづらい
セミリタイアによって失う物の一つが「名刺」です。特に日本の場合は「肩書き」によって信用できるできないを判断されがち。名刺を持たないセミリタイア組は社会的信用を得られづらい点はあります。
単に「披露宴のあいさつで肩書がないのは恥ずかしい」といった他愛のないレベルに留まらず、まずローンは組めないと覚悟した方がよいでしょう。
多様な生き方が増えているとはいえ、まだまだ日本において低い社会的信用による不利益は、リタイアにより得られる自由とのトレードオフでもあり、ある程度甘受しないといけないのかもしれません。
結婚などの暮らしの変化
独身で生きて行くと決めていても、人の心は分からないものです。セミリタイアを始めてから突然家族になりたいと思うパートナーが表れないとは言い切れませんよね。
パートナーや子供ができたりすれば、もちろん必要な生活費も増えてしまいますから、従来の計画では立ち行かなくなるでしょう。
他にも、年老いた親の面倒を見たいと思う時がやがて来るかもしれません。それなりのケア施設に入れてあげようと思えば、毎月20万円~30万円の料金がかかります。
ご両親がすでに老後の十分な資産を蓄えている場合は心配ないですが、そうでない場合は、両親の高齢化といったやがて来る生活の変化は織り込んでおくべきでしょう。
参考にしたい!独身セミリタイア生活ブログ・書籍
まだまだ一般的とは言えないセミリタイアですが、それでも先人のブログや書籍から、セミリタイア後の暮らしぶりや成功談・失敗談など多くを学ぶことが出来ます。早速独身でセミリタイアを叶えた先輩方のセミリタイア生活を覗いてみましょう。
『30歳1000万円でリタイア』
URL:https://1000retire.hatenablog.com/
ブログ『30歳で1000万円でリタイア 150万円の家でひっそり隠棲 1000万円で生き残る』の管理人であるのミクさん(男性)は、賃金に縛られる奴隷生活に嫌気がさし、30歳でセミリタイア生活に入りました。
ブログのタイトルにある通り、リタイア時の資産は1000万円。150万円の家を購入し月々3~4万円の支出で節約生活をされています。全国の単身者の平均的な生活費である163,781円/月と比べると破格の支出で生活されているようですね。
- セミリタイアを夢見るのはただの怠け者なのか
- 「田舎暮らしはお金がかかる」説は本当か検証
- 中古ユニクロによる被服費ゼロ生活
- セミリタイア時間の過ごし方
など、興味深く、クスッと笑え、そして時には真剣に考えさせられる記事が満載です。
『仕事がつらくてセミリタイアしたい30代独身女性のためのブログ』
URL:https://otajo-money.space/
『仕事がつらくてセミリタイアしたい30代独身女性のためのブログ』の管理人のおたじょさんは1982年生まれの30代独身女性。午前中はきままに暮らして午後は仕事というセミリタイアの準備段階に入ってます。今までに築いた資産はすでに3000万。
「仕事がつらくてセミリタイアしたい」そんな彼女たちを応援したい。おたじょさんがブログを立ち上げたのはそんな想いに駆られたからだそうです。
特に力を入れているのが、資産運用術の紹介。日々マーケットボードにくぎ付けにならなくても、ほったらかしで資産が増える。そんなおすすめの投資法7選(インデックス投信・ロボアドバイザー・ソーシャルレンディングなど)について紹介しています。
『IFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略』
最後にご紹介するのは書籍『IFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略』です。
伸び続ける人間の寿命。「大学を卒業したら定年まで働いて後は悠々自適」のようなライフプランは、寿命が80歳を超えようとしている現在、成り立たなくなってきました。
本書ではおカネに偏らないワーク・ライフバランスの在り方、人的ネットワークの作り方、仕事による収入に頼らない生き方など、人生100年時代のライフプランについて様々な角度から提唱しています。
自分の仕事観・人生観を改めて振り返り、セミリタイアについて考えるうえでバイブルとなるべき良書です。
独身男性・独身女性向けセミリタイアまとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
本記事では、独身男性・独身女性のセミリタイアに必要な貯蓄や資産形成方法、独身セミリタイアにおけるメリットや注意点をまとめてみました。
ご覧いただいた通り、セミリタイアを実現するのは簡単なことではありません。それでも独身であるという事は、セミリタイアを目指す上で非常に大きなアドバンテージになります。
もし僕のように、独身でも構わない・むしろ独身生活が楽しいという方は、今の会社員生活から抜け出し、自由に人生設計をし直すのも良いかもしれませんよ。